新車も中古車も自動車博士

自動車保険の種類

 

 ここでは任意自動車保険の種類について話します。各保険会社が独自の名称をつけてセットする場合が多いのですが、基本的にはSAP PAP BAPという3種類になります。それぞれに加入可能な車種が決められており、ざっくり説明すると、SAPは乗用車だけで車両保険もあります、PAPはそれプラス商用車もOKですが車両保険はなし、BAPは全ての車両が加入でき、個別の契約が可能、ということになります。現在では保険料も10数年前と比べてかなり安くなり、各社独自のサービスを展開しています。したがって、SAPに加入しやすくなっていますので、このSAPに代表される乗用車の加入する任意保険の説明に特化したいと思います。以下に代表的なセット内容を記してみました。保険会社により多少の差がありますが同じ内容と思って間違いないでしょう。

相手側への保証

(保険金額は契約内容によって違います。)

対人賠償 自動車事故により、他人(歩行者、相手の車の搭乗者の方など)を死傷させてしまった 場合、自賠責保険の保険金額を超える部分の保険金が支払われます。(~無制限)

対物賠償 自動車事故によって、相手の車や自転車、ガードレールや街灯などを壊し、法律上の損害賠償責任を負担する場合に保険金ガ支払われます。 (500万円~無制限)

他の自動車運転危険補償特約 他人の車を借りて運転した場合の事故でも、お客さまからのお申し出に応じて、借りたお車の保険に優先して保険金が支払われます。( 自動付帯)

対物差額修理費用補償特約 ご契約のお車の事故によって、相手のお車の修理費用が時価額を超えてしまった場合、対物賠償保険では本来支払われない修理費用と時価額の差額相当額を過失割合に応じて支払われます。(50万円限度)

ご自身・搭乗者への補償

(保険金額は契約内容によって違います。)

人身障害補償保険 自動車事故によって、乗車中の方が亡くなられた場合やケガをされた場合に治療費や休業損害・逸失利益などが補償されます。

また、記名被保険者とそのご家族の方が歩行中などに自動車事故にあわれた場合も補償の対象となります。( 自賠責保険や自動車保険を含め、事故の相手方などから支払われる損害賠償額を差し引いた額が支払われます。)

搭乗者障害保険 自動車事故によって、乗車中の方が亡くなったりケガをされた場合、死亡保険金、後遺障害保険金、医療保険金【部位・症状別払】などが支払われます。             (契約時に500~2000万円の範囲で決めておきます。)  

自損事故保険 電柱、ガードレールなどとの衝突事故により、ご契約のお車に乗車中の方が死傷された場合で、自賠責保険等からの支払いを受けられない場合かつ、人身傷害補償保険が適用されない場合に保険金が支払われます。(被保険者1名につき1500万円)

無保険者障害保険 ご契約のお車に乗車中の方が、保険を付けていない車や、補償内容が不十分な車との事故により、死亡または後遺障害を被った場合に保険金が支払われます。 (1名につき2億円)

以上簡単ですが、標準的なというか、最低限の内容です。特約などは任意で付けられるものが多く、必要かどうかご自身の使用状況に照らし合わせる必要があります。また、年齢条件などもよく考えて決めないと大変なことになります。最近はネットなどの通販での契約が多く、安いのはいいのですが、契約するご本人の情報は、ご自身の申告がすべてで、保険会社には確認できないのです。間違ったり、勘違いしないようにしましょう。保険会社とのトラブルで一番多いのがこれです。あらたにお子さんが免許を取られた時などはすぐ連絡しましょう。もし、不安な場合は代理店を通じての契約をお勧めします。多少割高になっても、ご自身の生活環境を知ってもらうことで、安心できます。

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自動車保険の必要性

 クルマを所有する上で、今さら自動車保険の必要性を疑問視する一は居ないと思いますが、改めてその話をして、なぜ必要なのかを考えてみたい。  この場合の自動車保険とは、法律で義務付けられている自賠責保険ではなく任意保険のことです。自賠責保険はクルマを公道で走らせる上で義務付けられるいわゆる強制保険で、これがないと車検が受けられません。したがって、入る入らないの意思は関係なく、あまり考えたことも、内容も知らないかも知れません。しかし、その保証内容は最低限のもので、対人保証だけであり、事故相手の車両やガードレールや建造物に対する「対物」、自分のクルマの修理費用の「車両」は保証されません。そして、唯一保証される「対人」も死亡保証が3000万円と、十分とは言えません。

 「自賠責保険が付いているから」とどのようなことになるか。自らの責任で事故を起こした場合、最悪死亡事故を起こした場合に、社会的、同義的責任以外に自ら負う遺族への賠償責任を「自賠責保険」で全て解決するでしょうか。裁判でも億を超える判例はめずらしくなく、自らはもとより、家族も一生かかっても払いきれないでしょう。人生を棒にふることになります。  幸いに物損事故ですんだ場合も同じです。相手の修理代全額払えますか?。クルマならまだいいでしょう。はずみで商店に飛び込んだらどうでしょう。踏み切り事故で電車を止めたときの賠償がどのくらいになるでしょう。クルマだけでも玉突き事故になって、複数の車両が相手だったら。めずらしい光景ではありません。あたりまえすぎてニュースにもなりません。

 さらにその事故の相手側との交渉や裁判をご自信で全て出来ますか。「自賠責保険」に入っていても「示談交渉」はしてくれません。「自賠責保険」は各保険会社が取り扱い、保険料も一律ですが、「示談交渉」は「任意保険」に加入して初めて請け負ってもらえます。

 ここまで知ればまず加入しない人はいないはずで、保険料が高いというなら、購入するクルマのグレードやランクを下げるか、新車をあきらめて中古車にすべきでしょう。そのくらい重要なことで、オーディオやカーナビをあきらめても入らなくてはいけません。オーディオやカーナビはいざという時、あなたを助けてくれません。しかし、残念ながら「自賠責保険」だけですませている車両が走っています。事故を起こされたら悲劇です。外見からは判らないだけに、避けようがありません。それらから守るのもまた「任意保険」なのです。

 必要性の話は以上ですが、今度は是非、ご自分の保険証を見て下さい。内容は十分ですか?。任意だけに保証内容も自由に自分で選べてしまい、十分な知識がないまま契約してしまうケースがあります。また、お忙しい方は保険会社からの連絡も届かず、保険期間が過ぎてしまうこともあります。「保険の見直し」は保険料を安くするためではなく、内容と期日の確認だと認識してください。全て暗唱できて当然だと思います。そしてそれこそが義務です。

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