車検

ユーザー車検

ユーザー車検(ゆーざーしゃけん)とは、利用者自ら車検場に持ち込み検査を受験すること。かつての車検は、自動車ディーラーや修理工場に任せ、高額の車検費用を支払うことが常識であった。しかし、1990年頃から車検費用の低減を謳うユーザー車検のガイドブック的な書籍が多数出版されるようになり、ユーザー車検の受験者が増加。規制緩和の流れもあり、車検場側の受け入れ態勢も整備されたことから、受験手段の一つとして定着することとなった。

ユーザー車検の手順
標準的な流れは次による。省略しても構わないものもある。テスター屋は検査場周辺に多く、看板を出してユーザー車検の客を呼び込む店も多い。

検査場に予約を入れる(数週間前)。
下回り洗浄を行い所要の定期点検を行う。
事前に私設検査場(テスター屋)に持ち込み、必要な調整・補修等を行う。
自動車損害賠償責任保険の継続手続、書類(OCR書式)の作成を行う。代書屋でも可。
車検場の窓口で受験申請、自動車重量税の納付。
窓口の係官の指示に従い検査ラインに車両を持ち込み保安基準適合性の審査を受ける。
窓口に検査済書類を持ち込み、車検証とステッカーの交付を受ける。

主な不合格項目
不合格箇所は修理・交換すれば再度、受験が可能である。 同日中の再検査であれば検査手数料は不要。翌日以降は普通車1,500円、小型車1,400円がかかる。 翌日以降に再検査を受けるなら窓口で限定検査証の交付を受けた方がお得。1,100円ですむ。

車両の改造(保安部品を規格外品に交換等)を行っている車両は不合格となる。
事故等でライト回りを破損・交換している車両は、光軸が狂っていることが多い。
オートバイは、灯火類(接触不良が多い)を指摘され不合格となることが多い。
灯色関連(前照灯の色、番号灯の色等)の再検査も多い。
最近の保安基準改正ではハイリフト車の排除、装飾板の排除を目的とした改正があった。

ユーザー車検の功罪
車両構造に関する知識の修得機会になるとともに、日頃の安全点検の意識向上につながる。
ユーザー車検の広がりとともに、ディーラーの点検費用が格段に安くなった。
悪質なユーザー車検代行業者が出現。車検場内で検査員に対し違法車両の合格を強要したり暴行を加える犯罪が発生するようになった。
ユーザー車検代行業者が乱立し価格競争が行われた結果、ユーザー車検の経済的メリットは少なくなった。


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