ステーションワゴン

ハッチバックとの区別をするとすれば後輪の車軸から荷物室後端までの距離が長いものがステーションワゴンである。 他にはクーペやミニバンなどがステーションワゴン以外のスタイルの名称となる。 車高や全長はセダンと同じくらいで、後部座席の後ろは荷物室となっており、後部座席をたたむと更に大きな荷物を載せることができる。 このため、従来のステーションワゴンは荷物を載せて運ぶことに主眼を置いているものが多かった。 しかし後述するステーションワゴンのブームや、RVブームなどにより、趣味的な利用が提案されたことで、居住性やドライビィングフィールを十分に保持したステーションワゴンが登場した。現在のこれらの車種は、ある程度の積載量を確保したうえで、非常に使い勝手の良いものとなっている。 なお、現在では、ほとんどすべての車種が程度の差はあってもセダンの派生として開発・販売されている。

従来日本では貨物自動車であるライトバンと共用のボディで作られることが多く、その目的も貨物車の1年車検を避ける目的のものが多かった。

1979年、発売されたスバル レオーネ エステートバン(2代目レオーネ)が、その後の「RVとしてのステーションワゴン」を形成、1981年、乗用ナンバー仕様のレオーネ ツーリングワゴンが追加される。しかし、スバルのデザイン自体が保守的で若者受けしなかった。

長らく人気の出ないスタイルだったが、1989年1月に「最速ワゴン」の異名を誇るレガシーツーリングワゴンが発売されると日本にステーションワゴンブームが到来。それを皮切りに各社のステーションワゴンは「ライトバンのような泥臭い車」から「洒落たレジャーヴィークル」へと脱皮をはかった。 その後バブル期のRVブームを頂点に車種別シェアとして一時20%後半まで増加したものの、現在では、ミニバンブームに押され10%前半まで落ち込んでいる。 近年発売されている国産ステーションワゴンの中には、スポーツ性を重視したスポーツワゴンが増加しており、中には6MTを装備するものもある。

欧州では、1977年に発売されたアウディ・100 Avantにより、ステーションワゴンという分野が認知された。その後メルセデス・ベンツなどの高級ブランドから、セダンからの派生としてステーションワゴンが発売され、一部の裕福層の中でも自分で運転するいわゆるオーナーズカーとしても広がっていった。こうした高級車のステーションワゴンを特に、プレミアム・ワゴンと称することがある。(実際、元となったセダンよりも数十万円高額な場合が多い) 世界的な傾向として、欧州では依然としてステーションワゴンに根強い人気があり、ミニバンよりも多くのシェアを維持するにいたっている。このため、欧州メーカーは、主力となるセダンの各車種にステーションワゴンのラインナップを加えている場合が多い。



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