古物(こぶつ)とは、既に一度消費者によって利用されたものが何等かの理由により手放され、再び売りに出されている工業製品などのこと。「中古(品)」(ちゅうこ(ひん))やセコハン(secondhand)ともいう。
販売はされたが、一度も利用されずに再び売りに出されたものは俗に「新古(品)」(しんこ(ひん))という。反対語は工場から出荷されたままの状態であり、メーカーによる品質保証のついた状態で販売される新品である。
これらの工業製品は、過去に一度、誰かしら手によって利用されていた事が在るため、新品に比べて汚れや傷・磨耗等が見られ、製品の品質にやや難があるものの、一定の機能が問題無く動作する物とされる。主に新品の製品がある程度高価な耐久消費財などでは、中古品の製品を扱う市場が存在している。これらを専門に扱う業者は一般に
古物商と呼ばれる。
ある程度の機能的な欠陥(磨耗や汚損・風化によるもの)が見られる場合もあるが、特に高価な耐久消費財ともなると、新品では手が出なくとも、機能的な問題が在るために値引きされて販売されているこれら中古品なら、何とか買える場合もあるため、これを好んで利用する消費者まで見られる。
近年では特に資源の枯渇や環境保全といった理由から、循環型社会の形成が求められ、再使用やリサイクルが重要視されているが、それ以前にも高価な消費財を安価に購入できるとして、家電製品や
自動車(中古車)、または住宅(中古住宅、ただし古物営業法の古物ではない)といった物を扱う市場が存在している。大きなものでは、ほとんど法人が対象であるが、中古トラックや中古バスのほか、法律上の古物ではないが、中古航空機、中古船舶などの市場も存在する。
なおコンピュータ等の精密機械製品では、一定時間の動作(エイジング)をさせないと発現しない初期不良の問題もあるため、概ね一ヶ月前後の使用では問題を起こさなかった中古品の場合は、新品よりも不良率が低いケース(勿論、使用環境にもよる)も見られ、特に摩滅が起き難い精密機械に関しては、短期間使用された中古品に限り、新品と然程区別されない・むしろ一部では評価される場合も見られる。
自動車・住宅等の
耐久消費財
逆に古くから、自動車と住宅は、簡単に買う事が出来ない価格であるため、現在でも極めて活発に売り買いされている。ただ住宅に際しては、日本に於いては地価の下落が起きた事から価格の低下が見られ、特に地価の高騰期に住宅を購入した場合では、購入価格よりかなり安い値段でしか売れない事もあって、現在それらを所有している人が手放したがらないなどの問題も見られる。
中古車とは、
メーカーで生産されナンバー登録されたものを指す。 一般的には、末端ユーザーに購入もしくはレンタルされ、利用された自動車が再び売りに出された、あるいは既に再購入されたものをだが、ナンバー登録だけ為され全く使用していない車輌(俗に言う新古車。販売店がメーカーからのノルマである販売数量達成のために、試乗車などの名目で登録されたものが多い)も中古車と分類されている。
中古車ディーラー情報
中古車検索サイト
中古車販売業者にとって在庫を多く抱えるのはスペース的にも財政的にも簡単ではない。一方購入予定者にとっても、どの業者にどのタイプの車があるか分からなければ、希望の車種・年式を探すのは困難である。これらの点で、双方に有益なのが中古車検索用のウェブサイトである。インターネットオークションに中古車販売業者が店頭で陳列している中古車を出品していることも多い。
中古車トヨタ首都圏情報
欠点は、インターネット上の情報だけで実物を見ることができないため、エンジンや足回りなどの状態が分からないことである。中古車は使われたユーザーによって一台一台状態が違うので、購入に際してはエンジンや足回りのオイル漏れや異音などのチェックが欠かせない。可能なら試乗しての各種チェック(停止時には分からないトランスミッションの状態(変速の状態など)チェックなど)も行い、実物の状態をしっかり見極める必要がある。
中古車トヨタ京阪神情報
中古車販売gooにかかわる諸問題
中古車では、交通事故で破損した自動車(事故車)を修理して販売する場合があるが、この事故を隠して販売した場合、その取引が問題視される。
事故車の場合は事故によって目だった破損の他に、気付かれ難い欠陥がある場合があり、消費者がそれを知らずに使用していて、機械的な問題から事故を起こす危険が伴う事もあるためである。またニコイチ車、盗難車や水没車も経歴を隠して
自動車オークション市場に流れることもある。
中古車の販売については、事故歴を隠して販売する以外にも、走行距離計の数字を巻き戻し、走行距離を短く見せかけて販売 (いわゆるメーター戻し) することも多く、故障が発生して修理する際に、表示上の走行距離以上に部品が消耗していることが発覚するなど、トラブルが絶えない。(なお、年式の割に走行距離が極端に短い車は要注意。巻き戻しがされていなくても、乗らないからという理由で保守が十分にされていない場合もある)その他、過去の整備履歴を記した整備手帳が処分されて整備状況がわからないなど多くの問題を抱える。
一方、日本では自動車においては、
環境負荷の低減方策については、修理などによる長期的な使用よりも新車への置き換えが政策的に進められている。この一環であるNOx規制の関係で、関東地方や関西地方などでは、機能的には全く問題がないにもかかわらず古い自動車の変更登録ができなくなりつつあるため、中古車販売市場が規制対象外の地方に限定される問題がある。規制対象となるのはトラック/バンやバス、ディーゼルエンジン搭載乗用車であり、とりわけ地方のバス会社では経営が苦しいために新車の購入がままならず、20年以上も使い続けている社も多いために、大都市で10年程度使用した規制不適合の中古バスを譲り受けて入れ替える場合がほとんどであるが、東京都の石原慎太郎知事のように公害の移転だとして、地方バス会社への規制不適合の中古車売却に反対を示す場合もある。
また、所有者が変わることでナンバープレートが新しくなるために、中古車を購入したことがバレてしまう(車両の型が古いのに、○○(地名表示)500で始まる3桁の新形式のナンバープレートを装着しているため)問題もある。これについては現状の日本の自動車登録制度では避けることは不可能である。ただ、これはナンバープレートの制度を変更して間もないが故の弊害であり、将来的に現行のナンバープレート制度を維持していけば自然に解消される問題である。